仮想通貨・・・
大半の仮想通貨ははっきりといって、コインチェック等の取引所とメディア、そしてメディアに広告を打ち価格を吊り上げ売り抜ける胴元だけが儲かる仕組みとなっています。
これはFXと同じでマイナスサムゲームだからです。
ブログ等を運営している方ならわかると思いますが、仮想通貨関係の案件は単価が非常に高いです。このブログ並みのクソブログでも1記事2万とかふつうにだしますからね。
ナイアガラの滝
世の中には国家、政府が価値を保証した法定通貨なるものが存在する以上これらの仮想通貨が現実社会で利用される可能性は非常に低いです。
なぜならば誰もその価値を保証していないからに他なりません。
なにも60万円するビットコインが明日には1円になるよって言っている訳ではありませんが、可能性は0ではなくビットコイン等の仮想通貨が法定通貨以上の価値を見出すことがないということです。
法定通貨には国家、株式には莫大なキャッシュを稼ぐ企業、金には不動の価値が裏付けられているのに対しビットコインなどの仮想通貨は非中央集権が故に価値の裏付けがありません。
スポンサーリンク
ビットコインに価値があると言い張る人間はよく金を引き合いに出しますが、金とビットコインでは全く性質が異なります。
金には装飾・工業的価値があり古代から富の象徴として不動の地位を保ってきました。
そして地球にある金の量は限られ、金は人工的に作ることができず、空から黄金の隕石でも降ってこない限りその価値は不変のものとなっています。
NYゴールド価格
対してビットコインはどこの誰もが作ることができ、一昨年はICO詐欺なんかが大流行する始末でした。
確かにビットコイン1本に世界の通貨がすべて置き換われば、ビットコイン価格はどえらいことになるでしょうが、現実的にいくら時間をかけても不可能でしょう。
そもそも実際仮想通貨が現実社会で広く使われるようになったとして、今ある仮想通貨が使われるのか、また新しく誕生した仮想通貨が使われるのかは誰にもわからず言ってしまえば、ネットの限られた人間だけが使っている地域振興券に過ぎないのです。
ビットコインだけで見ても、ビットコインキャッシュ、ビットコインSV等、莫大な富を情弱からかき集める巨大マイナーの派閥から分裂を繰り返しており、こんなもんで法定通貨と置き換えられるとは到底思えません。
このサイトで仮想通貨を時価総額順に見ることができますが、似たような仮想通貨が山ほどあり正にごみの掃きだめのようです。
そもそも、経済とは緩やかなインフレでなければ持続的な成長はできない仕組みになっているためビットコインのような使われれば使われるほど数が減っていく(デフレ)システムでは経済は停滞してしまいます。
それに単に決済手段としてだけで見たとしても、すでにカード1枚で世界中で自由にお金が使えるVISAやMasterCardのネットワークがあるので価値が上がれば上がるほど手数料が激高になる仮想通貨なんてものは必要ないのです。
VISAやMasterCardは世界中で莫大なキャッシュを安定して稼いでおり、その株式にはそれだけの価値がありますが、仮想通貨自体は富を生み出すこともなく価値があると思った人がもう価値がないと思った人間から高値で買い取っては売っての繰り返しで世界規模のババ抜きを繰り返しているだけにすぎません。
今仮想通貨に資金投じているのは、将来仮想通貨が広く流通し利用され価格が爆上げすると信じている人間だけなので実際流通することはなく大事に大事にしまわれたウォレットの奥でひっそりと息を引き取ることになるでしょう。