eスポーツがオリンピック競技に?

ここ近日、急激にツイッターなどでも注目を浴びているeスポーツ。

なんと、eスポーツタイトルが遂にオリンピック競技になる可能性が出てきたようです。

日本のeスポーツ界のパイオニアである、梅崎さんがツイッターで「eスポーツがアジアオリンピック評議会に承認された」と報告したツイートから拡散されました。

さて、ここで勘違いしてしまいそうなのですが、

アジアオリンピック評議会ということで、オリンピックを主導する団体であるIOC(国際オリンピック委員会)とは別物で、オリンピックに直接承認・採用されると決まった訳ではありません。

ただ、梅崎さんののツイートにもあるように、アジアオリンピック評議会に承認を得ることはIOCからの承認の第一歩となります。

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アジアオリンピック評議会とは?

このアジアオリンピック評議会とは、まあ名前の通り、アジアに置ける様々な国際大会を主導している団体です。

現在、主導している代表的な大会はこちらです。

  • アジア競技大会(第10回以降)
  • アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ(アジアインドアゲームズとアジアマーシャルアーツゲームズを統合して2013年初開催)
  • アジアビーチゲームズ
  • アジア冬季競技大会
  • アジアユースゲームズ

この中でeスポーツタイトルが承認され、採用されるのはアジア競技大会になります。アジア競技大会は4年に1度、アジア圏内でのみ行われるオリンピックのようなもので、アジア版オリンピックになっています。

eスポーツタイトルが採用されるのは5年後の中国・杭州で開催される大会です。

Eスポーツの大会賞金獲得額は米中韓が独占。アジアでは完全に中国韓国のツートップ状態

 

但し、アジア大会ではオリンピックよりも多くのマイナー・ニッチなスポーツが採用されていたりと、アジア大会でのメダル競技に選ばれたからといってオリンピック競技になると決めつけてしまうのもどうかなと思います。

採用されるeスポーツタイトルは?

現在、アジアオリンピック評議会に承認を得たというだけで何も詳しい情報は出ていません。「プラットフォームは?」「ゲームのジャンル・種類は?」全く分かりません。ただわかっているのはeスポーツタイトルということだけです。

内部の方や事情通の方は、梅崎さんもツイートしているように喋れないだけで既に知っているとは思います。

タイトルは来年行われる大会で、デモンストレーションとして「FIFA 2017」、League of LegendsやDota2などの「MOBA競技」、加えてRTAが採用されます。

このデモで、どのような競技が適切が検討していくのかと思いますが、とりあえず現段階で採用されるであろうタイトルを考えてみます。

ただ、RTAはeスポーツではないと自分は考えています。

結論から言うと、現段階では「League of Legends」「Over Watch」のいずれです。

eスポーツ競技のジャンル

eスポーツ競技は大きく分けて、これらの種類があります。それぞれ、代表的なタイトルを参考程度に記します。

1.格闘ゲーム

  • ストリートファイター(SFV)
  • 大乱闘スマッシュブラザーズ

2.FPS

  • カウンターストライク(CS;GO)
  • コールオブデューティー(COD)
  • オーバーウォッチ(OW)

3.RTS

  • スタークラフト

4.スポーツ

  • FIFA

5.MOBA

  • DOTA2
  • スマイト
  • リーグオブレジェンド(LOL)

 

この中で、自分が採用されるタイトルとして有力だと思っているのが、Dota2・LOLの2つです。加えてOWもあるかな?程度に。理由は次章以降にて説明します。

プラットフォームは?

eスポーツタイトルが採用される上で、重要なのがどのプラットフォームになるのかですが、まずパソコンであることは間違いないでしょう。

PS4などは世界中で爆発的に売れましたが、パソコンの市場に比べれば大したことない上、PS4タイトルをオリンピック競技にすれば何に置いてもSONYを考えなければならなくなります。

(まあ、eスポーツタイトルを競技にする時点で営利団体である一つのゲーム会社が自由にルールから環境までなんでも調整できてしまうのも、個人的にはどうかなと思いますが・・・。)

まあ任天堂switchの大乱闘スマッシュブラザーズが採用されるのもあまり考えられません。

そしてオリンピックというからには最低でも4年間はゲームの寿命が続かないといけない訳で、コンシューマー機から4年以上の息の長いタイトルが出るともあまり考えられません。

OWはeスポーツのメインタイトルになるポテンシャルを秘めていると思うのですが、pc版とプレステ版で人口が分断されてしまうので、どうかなといった感じです。

無料である必要性

まず、そのゲームをプレイするためにゲームを購入する必要があるゲームはなさそうな感じがします。

ガチャやらなにやらで、基本無料ゲーム「フリーミアム」はあまり良い印象はないかもしれませんが、無料で始められるというのは競技人口の確保という面でみても非常に重要なポイントになります。

 

アクセシビリティ

アクセシビリティとは、高齢者や障害者への配慮・利用しやすさという意味ですが、「誰でもできる」との意味も込められています。

この「誰でもできる」というのはゲームを制作する中で、方向性を定めているのですが、例えばCOD、大乱闘スマッシュブラザーズなどはこのアクセシビリティが配慮されています。誰でもできるというのは別に侮蔑しているようなものではなく、「大衆向け」という言葉が合っているのかと思います。

これらのゲームに競技性がないと言っている訳はなく、どちらかといえば、eスポーツというより家族・友達と気軽に遊べるゲームということです。

アクセシビリティを考えないと、例えばですが、CS1.6などは新規参入がほぼ不可能なほどにゲーム・マップが研究されつくされてしまった為、尻つぼみになってしまいましたが、新たにプライしやすくなったCS;GOで息を吹き返しました。

リーグ・オブ・レジェンドはDota2をより分かりやすく、誰でも楽しめるように作られたようなゲームですが、競技性を損なわないような調整になっており、お陰で人気は凄まじく、ベストなポジションにいると思います。

 

競技人口

オリンピックは、放映権や関連商品など、とりあえずはその競技を見てくれる人がいなければ始まりません。

この点に置いては、eスポーツは「観戦」もメインとして楽しめるようになっており、2015年の段階で既にインターネット上やTVなどのeスポーツ放送の視聴者数は2億5000万人を超していました。

今も拡大しているeスポーツ市場なので、下手なニッチなスポーツより視聴者を集めることは可能ですが、問題はeスポーツという大きな括りにしているため、実際のそれぞれの競技に分けてしまうと人数も減ってしまいます。

eスポーツ、eスポーツといっていますが、タイトルによって中身はどれも全く違く、イメージでいうと野球とビーチボールバレーくらい違います。

 

オンラインゲームの人口

このグラフにはその他のゲームの人口が入っていないので、あまり参考にはなりませんが、これが世界トップ5の競技人口をもつゲームの人口分布です。

詳しい人数などはこちらのページを参考にお願いします。

世界規模でオンラインゲームのアクティブユーザー人口をランキング化してみた

 

当然のように1位はリーグオブレジェンズです。

月間プレイヤー数は1億人を超え、eスポーツ、オンラインゲームの中でも超弩級のモンスタータイトルとなっています。

2位のハースストーンですが、カードゲームである以上、戦略性などはあるとはいえ、eスポーツと呼ぶことはできません。

そこで実質2位になるのがDota2です。

ただ、このデータが世界中の国のデータを集めたもので、アジア圏内のみではありません。世界を見据えているとはいえ、開催されるのはアジア大会で、アジアで流行っている競技が採用されると考えられます。

メインの舞台が欧米などのFPSは採用されないんじゃないかと。

一方、LOLやDota2では中国・韓国が世界トップレベルの実力を誇っており韓国での人口に対するLOLの盛り上がり方は尋常ではありません。

特にLOLは中国のテンセント傘下のRiotGamesが開発・運営しているため、アジア大会で採用される可能性は極めて高いです。

 

まとめ

ということで、採用されるタイトルは「LOL」「Dota2」「OverWatch」のどれかになるんじゃないかと思います。

ここまで全て、推測です。

実際、オンラインゲームなんていうものは環境もコロコロと変わり流行り廃りも早いです。

今から5年後、どんなタイトルが牛耳っているかなんてわかりません。

最終的には、オリンピックごとに4年後のタイトルが決定するような形になると自分は思っています。